コクヨデザインアワード2022
こんにちは!
段ボール・紙パッケージでおなじみ
\タマパック大阪/
設計チームのたま侍です。
2021年も残りわずか。
年末になると毎年思いますが、
今年もあっという間に終わってしまいます。
その「あっ」を振り返って、2021年の個人的なトピックとして挙げられるのが
「コクヨデザインアワード2022」への出品です。
なにそれ!と思われた方。
「コクヨデザインアワード2022」とは大手文具メーカーの
コクヨ株式会社様が主催しているプロダクトデザインコンペで
一般から作品を募集してこれまでに、
「カドケシ」「なまえのないえのぐ」「本当の定規」など
受賞作品が実際に商品化されています。
また近年は海外からの応募者が半数近くを占め
国際的なコンペティションになっています!
グランプリ(1点)には賞金なんと200万円!
優秀賞(3点)でも賞金50万円!です。
そう!
そのコンペに出品しました。
今回の募集されているテーマが「UNLEARNING」です。
UNLEARNINGです!
2回聞いてもすぐに頭に入ってこないと思います。
コンペ専用サイト内より一部抜粋すると
「誰も信じて疑ってこなかった真実にもう一度フォーカスして、
モノとデザインの関係を再構築しよう。
社会も思想も人も暮らしもうごめいているときに
絶対的なものなど何もない。
グランドデザインはUNLEARNINGの先にある。」とあります。
私はこのテーマを「固定観念を捨て新しい視点からデザインする」
という風に解釈しました。(難しいですね💦)
募集の対象は文具・家具・道具全般なので、
鉛筆(使い捨ての簡易鉛筆)のデザインをすることにしました。
鉛筆を私なりの視点でUNLEARNINNGしてみました!
その結果、
棒状ではなくカード状にしたらどうかと考えました。
しかも素材は紙で!
使わない時はカード状で携帯し鉛筆として使う段階で折って組み立てる。
カード状の鉛筆というコンセプトで「CARD PENCIL」という名前にしました。
実際にArtiosで作図してプロッターでサンプルを作成しました。
芯の部分は製図用の鉛筆の芯を挟みました。
握ってみても壊れずちゃんと使えます!
使い捨て簡易鉛筆の多くがプラスチック製なので
紙の簡易鉛筆はエコにも繋がるのでは。
自分で組み立てて作ったモノには特別な愛着が湧いたりするんじゃないか。
UNLEARNINNG以外にも思惑をいろいろプラスしました。
組み立てて横から見るとこんな感じです。
試作して三角柱の構造が一番持ちやすく、組み立てやすく、丈夫でした。
色も3パターン作成しました。
結果は…
残念ながら一次選考で「選外」でした!
それではまた!
たま侍でした~(^^)/
今年中にもう一回書くので「良いお年を!」は次回に。
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