みみずばれ!?(面切り)
こんにちは!
段ボール・紙パッケージでおなじみ
\タマパック大阪/
設計チームのたま侍(たとえばA)です
夏真っ盛り、皆様夏はお好きですか?
私は「蚊」さえいなかったら結構好きな方です😁
季節の好きなところ、嫌いなところのお話しは盛り上がりそうですが、
それはまたどこか違う場所で⭐
では本題です
紙の箱や造形物は、折り曲げることにより、
その形になっている事がほとんどです
強度を持たせることができたり、畳めたりと、
「折り曲げ」はとてもメリットが多い基本方法です
(金属や樹脂も強度的にはそうですが、畳めるのは紙だけかも・・)
今回はその折り曲げの加工方法についてのお話しです💁♂️
箱などの実際の量産加工については、
「木型(抜き型)」を使って、
打ち抜き加工をする事を以前ご紹介しました
以前の記事です
折り曲げる部分は「罫線」という帯状の金属を押し当てて折り筋を付けます
この折り筋についてなのですが、
実はすごーくすごーく奥が深いのです😲😲😲
詳細に説明しようとすると、
登ろうとする目の前の山が壮大過ぎて、
その脚と気持ちが怯んでしまうが如く・・
だからサクッと😆(いけるのか?😅)
例えば、ティッシュペーパーやお菓子の箱の内側を、
注意してご覧になったことはあるでしょうか?
(そんな方がおられたなら、迷わず我が業界にお越しくださいm(__)m)
このように筋が膨らんでいるのが分かると思います
この加工のことを
「面切り(めんきり)加工」と言います
プレス打ち抜き加工の断面イメージです
この加工を施す理由は二つです
・折れ曲げやすくする
・折り曲げた部分のひび割れ(罫割れ)を防ぐ
折り曲げたい部分に凸凹を付け、表面を伸ばす訳ですね
この加工をしないと厚みのある紙やダンボールは
ものすごく折りにくいのです💦
木型(抜き型)を使って素材を打ち抜こうとする場合、
必ず「面板」という板が必要です
その板に、木型の罫線が当たる部分(折り曲げたい部分)
に溝を作っておくのです
だから「面切り加工」と言われています
そのやり方は、昔は職人が手作業でするのみでしたが、
近年では便利なアイテムがいくつか登場しました
素材、形状、コストに応じ、
手作業を含め3つの方法(上図参照)で加工を行います
その他、抜き方向のことなど、まだまだ・・
いかがでしょう?
折り曲げに伴う面切加工、
できるだけ短く、分かりやすく表現したつもりですが・・🙄🙄
当社設計デザイン部ではこの面切り加工の跡のことを
「ミミズ腫れ」
と呼ぶスタッフが幾人かおります😆
プク―っと筋が膨れているという意味では、
理にかなった呼称で、
しかもユーモアまで持ち合わせているという🎉🎊✨
業界で流行ったら面白いかも・・
たま侍でした
パッケージなら https://jotosiki.co.jp/
什器展示台なら https://www.ddbox.jp/
オリジナル商品 https://www.d-papa.jp/
インスタグラム https://www.instagram.com/tamapack_design/?hl=ja
たま侍LINEスタンプ ☞紹介ブログ