タマパック大阪のブログ

タマパック株式会社・大阪支社の設計チームによるブログです

みみずばれ!?(面切り)

こんにちは!

 

段ボール・紙パッケージでおなじみ

タマパック大阪

設計チームのたま侍(たとえばA)です

 

f:id:tamapack_design:20210506111113j:plain

 

 

夏真っ盛り、皆様夏はお好きですか?
私は「蚊」さえいなかったら結構好きな方です😁

 

季節の好きなところ、嫌いなところのお話しは盛り上がりそうですが、

それはまたどこか違う場所で⭐

 

 

 

では本題です

 

 

紙の箱や造形物は、折り曲げることにより、

その形になっている事がほとんどです

 

強度を持たせることができたり、畳めたりと、
「折り曲げ」はとてもメリットが多い基本方法です


(金属や樹脂も強度的にはそうですが、畳めるのは紙だけかも・・)

 

今回はその折り曲げの加工方法についてのお話しです💁‍♂️

 

 

 

箱などの実際の量産加工については、

「木型(抜き型)」を使って、
打ち抜き加工をする事を以前ご紹介しました

 

以前の記事です

 

 

折り曲げる部分は「罫線」という帯状の金属を押し当てて折り筋を付けます

 

この折り筋についてなのですが、

実はすごーくすごーく奥が深いのです😲😲😲

 

 

詳細に説明しようとすると、

 

登ろうとする目の前の山が壮大過ぎて、
その脚と気持ちが怯んでしまうが如く・・

 

だからサクッと😆(いけるのか?😅)

 

 

 

例えば、ティッシュペーパーやお菓子の箱の内側を、

注意してご覧になったことはあるでしょうか?

(そんな方がおられたなら、迷わず我が業界にお越しくださいm(__)m)

 

 

このように筋が膨らんでいるのが分かると思います

この加工のことを

「面切り(めんきり)加工」と言います

 

 

 

プレス打ち抜き加工の断面イメージです

 

 

 

 

この加工を施す理由は二つです

 

・折れ曲げやすくする

・折り曲げた部分のひび割れ(罫割れ)を防ぐ

 

 

 

 

折り曲げたい部分に凸凹を付け、表面を伸ばす訳ですね

 

この加工をしないと厚みのある紙やダンボールは

ものすごく折りにくいのです💦

 

 

 

 

木型(抜き型)を使って素材を打ち抜こうとする場合、

必ず「面板」という板が必要です

その板に、木型の罫線が当たる部分(折り曲げたい部分)

に溝を作っておくのです

だから「面切り加工」と言われています

 

 

そのやり方は、昔は職人が手作業でするのみでしたが、

近年では便利なアイテムがいくつか登場しました

素材、形状、コストに応じ、

手作業を含め3つの方法(上図参照)で加工を行います


その他、抜き方向のことなど、まだまだ・・

 

 

 

いかがでしょう?

折り曲げに伴う面切加工、

できるだけ短く、分かりやすく表現したつもりですが・・🙄🙄

 

 

 

当社設計デザイン部ではこの面切り加工ののことを

「ミミズ腫れ」

と呼ぶスタッフが幾人かおります😆

 

プク―っと筋が膨れているという意味では、

理にかなった呼称で、
しかもユーモアまで持ち合わせているという🎉🎊✨

 

 

業界で流行ったら面白いかも・・



 

たま侍でした



パッケージなら https://jotosiki.co.jp/

什器展示台なら https://www.ddbox.jp/

オリジナル商品 https://www.d-papa.jp/ 

インスタグラム https://www.instagram.com/tamapack_design/?hl=ja

たま侍LINEスタンプ ☞紹介ブログ